【基本情報】MTBF・MTTRとは?システムの稼働率をわかりやすく解説!

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もちろんです!以下に、MTBF・MTTRとシステムの稼働率について、WordPressブログにそのまま使えるような形式で、やさしくわかりやすくまとめました👇


MTBF・MTTRとは?システムの稼働率をわかりやすく解説!【基本情報技術者試験対策】

こんにちは!
今回は、システム運用や信頼性の問題でよく登場する「稼働率」「MTBF」「MTTR」についてわかりやすく解説します。

どれも基本情報技術者試験に頻出の重要ワード。公式っぽい言葉が多くてとっつきにくいですが、実はとても身近で理解しやすい考え方です。
この記事で一緒にしっかり押さえていきましょう!


✅ そもそも「稼働率」ってなに?

「稼働率」とは、システムや装置がどれくらいの割合で正常に動いていたかを表す指標です。
英語では Availability(可用性) とも言われます。

たとえば、1年間のうちシステムが止まっていたのが10時間だけだったとすると、ほぼ稼働していたことになりますよね。
それを数値化するのが稼働率です。


🔧 MTBFとMTTRとは?

稼働率を求めるためには、次の2つの指標が使われます。

🔹 MTBF(Mean Time Between Failures)

  • 意味:平均故障間隔
  • 何を示す?:故障と故障の間の正常に動いている時間の平均

📘 イメージ
「壊れずに何時間動いているか」という指標。
長いほど信頼性が高い!


🔸 MTTR(Mean Time To Repair)

  • 意味:平均修復時間
  • 何を示す?:故障したときに復旧するまでの平均時間

📘 イメージ
「壊れたとき、どれくらい早く直せるか」。
短いほど素早く対応できている!


⚙️ 稼働率の公式

これらを使って、稼働率は次のように求められます。

稼働率(Availability) = MTBF ÷ (MTBF + MTTR)

たとえば…

  • MTBF:1,000時間(約41日)
  • MTTR:2時間

このときの稼働率は…

1,000 ÷ (1,000 + 2) = 約0.998 ≒ 99.8%

つまり、99.8%の時間、システムが正常に動いていたということになります!


📝 覚えておきたいポイント

指標意味大きいほど良い?
MTBF故障せずに動く時間✅ はい
MTTR故障してから直す時間❌ いいえ(短い方が良い)
稼働率全体に対する稼働割合✅ はい

🧠 試験でよく出る問題パターン

Q. 稼働率が高くなる条件はどれか?
→ 正解:MTBFが大きく、MTTRが小さいこと

Q. 稼働率を求める式はどれか?
→ 正解:MTBF ÷ (MTBF + MTTR)

Q. 1台の装置のMTBFが500時間、MTTRが10時間のとき、稼働率はいくらか?
→ 解:500 ÷ (500 + 10) = 約0.980 ≒ 98.0%


💡 補足:可用性と「高信頼システム」

クラウドサービスや金融系システムでは、**稼働率99.999%(ファイブナイン)**などが求められることもあります。
このような高可用性システムを構築するには、次のような対策が必要です。

  • ハードウェアの冗長構成(RAIDやクラスタ)
  • 自動フェールオーバー
  • 監視・自動復旧システム

MTBF・MTTR・稼働率は、これらの信頼性の基準を数値で評価するために重要なんです。


✅ まとめ

  • MTBF:壊れずに動き続けた時間の平均(長いほど良い)
  • MTTR:壊れてから直すまでの平均時間(短いほど良い)
  • 稼働率 = MTBF ÷ (MTBF + MTTR)

基本情報技術者試験では、稼働率の計算問題や意味の理解がよく問われます。
特に公式を丸暗記するのではなく、「どんな意味か?」を理解しておくと応用問題にも強くなれますよ!

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