コンピュータの処理性能を表す単位に「MIPS(ミップス)」というものがあります。
この記事では、「50MIPSのプロセッサの平均命令実行時間」を、図解とともにわかりやすく解説していきます!
✅ MIPSとは?
まず最初に、MIPSの意味を押さえておきましょう。
MIPS(Million Instructions Per Second)
=「1秒間に何百万個の命令を処理できるか」を示す指標。
🎯 今回のテーマ
Q. 50MIPSのプロセッサの平均命令実行時間はいくら?
🧮 解説ステップ
🔹 ステップ1:MIPSの意味を数値に置き換える
- 50MIPS = 1秒間に50,000,000命令を実行できる
🔹 ステップ2:1命令に何秒かかるかを求める
平均命令実行時間はこう計算します👇

⏱ つまり、1命令に20ナノ秒(ns)かかる!
🧠 1ナノ秒(ns) = 0.000000001秒 = 10億分の1秒
📊 図でイメージしよう!
[1秒の間に命令がズラリ!]
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---| ← 全体で50,000,000命令
↑ ↑ ↑
20ns 20ns ……繰り返し…… 20ns
- 1つの命令を終えるのに 20ns
- それが1秒間に 50,000,000回繰り返される
✅ まとめ:この問題のポイント
用語 | 意味 | 今回の数値 |
---|---|---|
MIPS | 1秒あたりの命令数 | 50,000,000命令 |
平均命令実行時間 | 1命令あたりの時間 | 20ナノ秒(ns) |
計算式 | 1 ÷ MIPS | 1 ÷ 50,000,000 |
✍️ 試験対策メモ
- MIPS → 命令処理回数
- 命令時間 = 1 ÷ MIPS
- 単位変換に注意!(ナノ秒 = 10⁻⁹秒)
「MIPS」と「命令実行時間」は、プロセッサの性能を考えるうえでの基本知識です!
この図と流れを理解すれば、基本情報技術者試験でも迷わず解けますよ💡